気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2016年03月

花粉症マスクから解放のおまけ

先日報告してワセリンによる花粉症対策のおかげで新たな楽しみを見つけました。

 

これまでマスクをするため耳周りが鬱陶しく、冬場はiPhoneの音楽を楽しむことが出来ませんでした。ワセリンのおかげでマスクが不要になった、それなら外出中にイアフォンで音楽が聴けるな、でも、重ね着をしている時期にあのイアフォンのケーブルは煩わしいな、そうだワイヤレスを探そう。

 

そう思い立ってネットサーフィンをしているうちに、語学の勉強になら音質重視の両耳用イアフォンでなく、通話用のハンズフリーと呼ばれるものが最適だという方のブログに出会いました。何しろ語学学習の基本は聴く時間・回数を出来るだけ増やすことですから。私も一番の目的はイタリア語の学習なので、成る程、と納得。幾つか選択肢のある中から、アマゾンで一番売れているらしい(ユーザー評価の数が多い)ものにしました。それがこれ、3千円弱のものです。

earphone1 earphone2

これは具合がいいです。私自身はiPhoneで通話することは少ないのですが、稀にですが電話がかかってきてもそのまま受信し通話できるので安心。通話の目的で作られたものですが、その扱いやすさが語学学習に最適なのです。片耳だけというのは付け外しが簡単、音質も語学として聴くのに十分、一旦充電すると10時間もつ、等々、私にぴったりのガジェット。唯一の欠点といえば、小さいので外出中に取り外す中で、其の内にいつか失くすかも。

 

今のところ、大いに満足してイタリア語の勉強に励んでいますが、いつまで続くかな、今年1年続けられたら、かなり上達するだろうけれど・・・(笑)

『ナグネ:中国朝鮮族の友と日本』(最相葉月)を読んで

新聞の書評欄で著者の書評の中で、自身のこの著書のことが触れてあった内容が興味深く、且つ、同じ著者の昔の作品『絶対音感』が秀作であったことも記憶に残っていたこともあってで、この本を手にとりました。

ナグネ

電車の駅で出会った中国朝鮮族(?初めて聞く用語)の若い女性との16年に及び付き合いから国家間、民族間の相互理解を身の丈で観察してきたもので、私の知らなかった事柄ことをいっぱい教えてもらいました。

 

そもそも“ナグネ”とは“旅人”の朝鮮語であり、朝鮮半島から中国に移住した人々を中国朝鮮族といい、その多くは日本が満州国を作った当時に移住させられたことから、現在も中国北部に居住している、彼らは居住する中国では漢族(いわゆる中国人)から差別され、同じ朝鮮民族である韓国人からも韓国でも日本でも蔑視されていて、ジャーナリスト風に言えば“日中韓の間で揺れ動かされている”マイノリティな人々。

 

知識として学んだことも大ですが、それ以上に、分かり合うことの大切さ、難しさを自分自身に問いかけさせられました。著者はあとがきで、こう言っています。

 

「わかり合うとは、互いの違いを知ることである。相違は相違として受け止め、相手の立場を尊重しながら手探りで歩み寄ることである。」

 

歴史認識などの政治的な課題ばかりでなく、私たちの日々の生活の中で、様々な人々との交わりの中で忘れてはいけないことと胸に沁みました。いい作品、いい著者に出会いました。最相葉月、今後もこのノンフィクションライターに注目していきたいと思います。

朗報!花粉症にワセリンが効果あり!

2週間、実際に塗ってみて効果を実感したので、報告します。

 

2週間ほど前にツイッターで、ワセリンが花粉症に効くことを耳に(ネットで目に)しました。早速「花粉症 ワセリン」で検索してみると、ありました、ありました。それも殆どが最近のものでしたので、一般的にはごく最近に知れ渡り始めたことのようです。鼻の穴にワセリンを塗ると花粉が鼻に入り込むのを防ぐので、くしゃみや鼻水が出ない、というものです。ワセリンといえば、私は日々、手の荒れを防ぐために常用しているもの、手元にあるので直ぐに試してみました。

1ワセリン

効果あり!全くゼロではない、鼻をかむことも日に数回はありますが(特に朝晩)花粉症を意識しない程度で済んでいます。昼間、外出中に殆どティッシュを使うことがなくなりました。2週間、マスクをせずに堂々と(?)外出しているんです。

 

どのワセリンでもいいようですが、強いて言えば糖度の高い白色ワセリンの方が効果があるらしいです。私自身は違いを感じることはありませんが、外出時の携行用に新たに買い求めた時は小瓶があったので白色にしましたが。重要な点は、怖がらずにたっぷり塗ること(鼻の奥から体内に入っても無害)と、こまめに塗ることというのが多くの方々に共通するアドバイスです。私は外出時には3〜4時間ごとに塗っています。鼻の穴に小指で塗るのは、トイレとか、人目につかない場所を選びますが。

 

このワセリン処方は目の周りに塗っても効果あるそうなので、外出時にはまぶたと目の下にも薄くですが塗っています。このワセリン処方に併せて始めたのが、メガネの上からかけるオーバーグラスを、メガネを外して目の周りに密着してかけることです。オーバーグラスとはいえ、メガネの上からだと、どうしても隙間が残りますが、メガネ無しで直接かけると相当密着度が高まり花粉の侵入を防げるようです。

2オーバーグラス+ 3オーバーグラスのみ

見苦しいモデルで恐縮ですが(汗)、左がメガネの上からで、右がメガネ無しに直接かけたもの。僅かといえば僅かですが、これでも密着の効果は感じられます。加えて、帰宅時の目の洗浄も続けていますが、目薬は使う必要がなくなり、あの花粉症固有の痛痒さを殆ど感じなくなりました。

 

とまあ、こんな次第で、防御はしてですが、花粉症の辛さは殆ど解消され、散歩も平気、今年はたっぷりとお花見散策にも出かけられそうです。このブログを訪問される方で花粉症で苦しんでおられる方、是非、一度、このワセリン療法をお試しください。個人差はあるでしょうが、かなりの確率で何らかの効果がありそうですから。

ルッコラの花が咲きました。

知人から苗でいただいたルッコラを楽しんで(正確には、美味しく食したですが)きたのですが、暖かくなって花が咲きました。

 

昨年10月に苗をいただき2週間ほど経過した後、根付いたものだけを残した状態がこれです。

1ルッコラ1029

 

そこからグイグイ成長が始まりました。秋が深まり、雨がなく陽当たりが良くなったことによるのでしょうが、こんな風でした。

2ルッコラ1119

大きくなった葉を、ほぼ毎週と言っていいほどに摘んではサラダや肉の添え物やパスタに合わせたりしていただきました。下の写真はイタリアで食べたタリアータを思い出して、それらしく飾って食した時のもの。フィレンツェではペコリーノチーズをスライスしたものでしたが、我が家ではパルミジャーノを下ろしてふりかけました。

3タリアータ

 

年が明け寒さが増してくると、さすがに成長が弱まり、2月以降は飾りに使う程度になってしまったのですが、その緑が可愛らしいので適宜水遣りを続けていたら、先日、こんな可愛い白い花が咲いたのです。

4花ルッコラ1 5花ルッコラ2

もう食べるほどのものではないようですが(とは言え、パスタの飾りには使いますよ)、口を楽しませてもらった後、最後に、目を楽しませてくれるとは、なんとまあ健気な、律儀なものよ、ルッコラさん、有難う&お疲れ様でした。

高田郁の新シリーズ『あきない世傳〜金と銀』が始まりました。

「みをつくし料理帖」シリーズが完結して1年半、高田郁さんの新作がやっと出版されました。それも新たなシリーズもので、第一作“源流編”です。いやあ、やっぱり小生はこの著者の作品が大好き、今回も心を打たれ、これからの展開・続きが楽しみです。

あきない

前のシリーズの主人公は女料理人でしたが、今回は娘が商売人になる様子を描こうというものです。貧しい学者の家の娘が9歳で大阪の商家に奉公に出て、将来的には(まだ遥か手前ですが)商才を発揮するだろうというようなストーリーだと思います。著者曰く“主人公「幸(さち)」の商道をどうか見守って下さいませ”。“世傳(せいでん)”(代々にわたって伝えていくことだそうです)といい、“商道”といい、日頃目にしないものの中から、読者の心に訴える言葉の選択が、もう正に高田郁の世界だと思います。

 

展開としてはよくあるものですが、主人公を始め、周囲の登場人物が高田郁ならではの筆致で描かれているのが、彼女のファンとしてはたまりません。第一作では13歳までですので、まだまだ先の長いものになりそう、出来たら、半年毎くらいのペースでシリーズを続けていっていただきたいものです。

 

この本の終わりに、高田郁の関連本として紹介されていたのが、『きずな』という時だ小説短編集で、山本周五郎、池波正太郎、平岩弓枝、宮部みゆきという大物4人に伍して、高田郁の「漆喰くい」という短編が収められています。勿論、即読みました。

きずな

文庫本で50ページほどの短編ですが、こちらも秀作ですね。またまた、心地よく、“高田郁ワールド”へ引きずり込まれました。マスコミには全く登場しないので写真すら見たことがありませんが、不思議な作家です。
ギャラリー
  • イタリア語講座 新学期が始まりました
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  • 『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈著)
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  • 『ミケランジェロの焔』(C. D’Orazzio著 / 上野真弓訳)
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