気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2016年04月

『本物の英語力』(鳥飼玖美子)応用編

最近出版され、結構売れているようです。英語力のための本は数限りないのは承知していますが、新聞広告の次のコピーを見て、ふと思いました。

 

*発音はハチャメチャと完璧の間を狙う

*語彙を増やすためには、たくさん読むこと

 

これって、イタリア語の勉強にも当てはまるのではないだろうか?

昔アメリカ留学したことや、現役時代に仕事でも使ったことから、英語については特に現時点で学ぶことは考えていないのですが、日本人として外国語を学ぶためのポイント、注意点は何語でも共通なものが多いのではないか、という考えに思いついたのです。大袈裟ですね(苦笑)

英語力2

読んでみて半分以上がイタリア語の学習にも当てはまると思いました。

確かに、完璧を狙うのは無理があるだろうし、かと言って、ハチャメチャでも通じないだろうし。語彙を増やすには、確かに昔の受験勉強のような単語カードよりも、文章・会話の中でどのように使われるかを知ることの方が重要だろうから、できるだけ多く読むことが必要ということも納得できる。

 

他にもなるほどと納得・共感する点が二つありました。

   記憶するには、手で書く:ミシガンメソッドという英語学習法で著名な教授が、「自分の手で外国語を書くと定着する」と言っているそうです。私も時々は真似して書くのですが、これからはもっと書くことを増やさねば。

   好きなこと、関心のあることを英語(イタリア語)で学ぶ:語学力を目指すのではなく、自分の関心があることを読んだり、聞いたりすることで、知らず識らずのうちにの、結果的に力がつくということも英語で実感しています。イタリアに関するイタリア語の情報はSNSでも流れてくし、伊和対訳形式の本もあるので、そこにもう少し力を入れよう。

 

“好きこそ物の上手なれ“の実践ですね。イタリア語の学習に気合いを入れ直したところです。

コンサート・ウィークエンド

この週末は土曜・日曜と、珍しく続けてコンサートに通いました。

 

土曜日は、これ、庄司紗矢香と日本フィルの共演@サントリーホール

コンサート001

今回初めて1階の最前列の席でした。他にいい席がないことと、オーケストラは見にくくともソリストの庄司紗矢香は横位置からでも近くで見ることが出来ればいいだろうと思っていたのですが、それが大失敗。後半の演目にコーラス隊が加わるためでしょうが、オーケストラの演奏家たちの椅子が通常よりもずっと前、つまり観客席側へせり出していて(舞台の端から10センチほどまでに!)目の前がヴァイオリニストたちの足、足、足(正確には黒のズボンとスカートでしたが)、お目当ての庄司紗矢香も、ヴァイオリニストたちに妨げられてドレスの裾がかすかに見える程度、残念でした(涙)。

唯一良かったのは、音の迫力。あれだけ身近で聴くオーケストラのサウンドは凄かったです。コンサート会場で聴く生のオーケストラの音は、いつでもCDとはまったく違う音の心地よさがありますが、今回の音はまた別次元の世界で聴くようでした。オーケストラというよりも、楽器が目の前で吠えているという表現の方が近いような印象でした。もう二度と最前列の席は取らないでしょうが、その特徴を知る体験になりました。

 

翌日はアマチュア・オーケストラのコンサート@ミューザ川崎

コンサート002

一橋大学OBを中心とした水星交響楽団の定期演奏会ですが、実は、同じマンションに住むご夫妻が参加されているというご縁です。昨年の理事会で一緒した奥様がフルート、ご主人がクラリネット、お二人でオーケストラに参加とは羨ましい限り。プロの演奏とは違いますが、アマチュアとして趣味で続けていて、立派な会場で、千人もの観客の前で(半分の入りとして)、これだけの演奏が出来るということは素晴らしいですね。

この日は全席自由席だったのですが、管楽器セクションがよく見えるよう2階席に陣取りました。知人が出演しない後半は3階席の正面に移り、オーケストラ全体を見下ろしながら演奏を楽しむことが出来ました。前日の最前列のような楽器の迫力はありませんが、逆に、オーケストラのハーモニーの素晴らしさを味わいました。

 

久しぶりのコンサートでしたが、音楽を生演奏で聴くというのは、何時でも何処でも、どのような演目でも、いいものですね。素敵な週末でした。

車を買い替えました – マツダ・デミオ

5年と数ヶ月ほど乗ったVWのクロスポロから、最近、マツダのデミオに乗り換えました。

前の車は扁平タイヤのためのパンクの不安(実際、5年間で2回あり)や、マグナムオレンジという鮮やかな色が気に入っていたのですが、そろそろ目立たない色にしたくなった(加齢かな)、そして、昨年のVWの不正事件によるイメージダウン、そんなところが重なったのが、乗り換えの要因です。

 

当初はデミオではなく同じマツダでもロードスターに憧れていました。スポーツカーでありながら精悍というよりも可愛らしさのある車で、20年以上も前に登場して以来の憧れでした。で、ディーラーで実際に乗って、というよりも正確には座ってみただけですが、シート位置が低い!覚悟はしていたものの、余りの低さは、シニアで身体も固くなっている小生にはとても乗り降り出来るものではない。即、ギブアップしました。

 

その日、偶然でしょうが、ロードスターの横にデミオが置いてあり、なかなかスマートではないか、コンパクトカーと言っても結構シャープなデザイン、試乗してみて、その剛質感も気に入りました。長年のもう一つの憧れだったレザーシートのモデルのあることも加点。詳しい説明を聞き、試乗記などの資料も読み(2014年のカー・オブ・ザ・イヤーだとか)、ますます気に入り、これに決めた!(実際には数週間、検討しましたが)

デミオ1外観 デミオ2内装

色はこれ、ブルーリフレックスマイカというそうですが、淡いグレー混じり風のブルーメタリック、フロントグリルを横に走る赤い線が生えるボディーカラーです。

 

納車されて約2ヶ月、走行距離は大したことありませんが、大いに満足しています。走行性能、走りの感覚は勿論ですが、白のレザーシートのフィット感、運転席・助手席のシート・ヒーティング(寒い日には気持ちがいい!)、外観もマンションの立体式駐車場の地下から上がってくるのを見る度に(カッコイイと)一人で満足しています。

 

先週初めて燃料を補給しました。ガソリンスタンドへ行って言い間違えないよう注意して「軽油で満タン」(ディーゼル車なので軽油だそうで)にしましたが、ガソリン代はハイオクだったクロスポロに比べて大分安い!え、これでいいの?というほどの安さ感でした。ディーゼル・エンジンを選んだのは、単にデミオのフラッグシップモデルというだけで、特にガソリンかディーゼルかという意識はありませんでしたが、嬉しいおまけです。


デミオ3引き継ぎ

納車の時に、ディーラーが記念写真を撮ってくれました。右のオレンジが下取りのVWクロスポロで、左が新しいマイカーのデミオです。新車の写真を撮ってもらうのは初めてですが、写真を見ると引き継ぎ式のようで、いい記念です。マツダさん、弱小ですが頑張っているようです。

スペインワインもいけます。

最近、家ではスペインワインを飲むことが多くなっています。きっかけは、新書『男と女のワイン術・2杯目〜グッとくる家飲み編を』読んだことです。これは昨年出版されたものの続編で、ここでの家飲み用のスペインワインの紹介が私にとってとても解りやすいものだったので、手を伸ばしたのです。

00本ワイン術

これまでスペインワインと言えばリオハRiojaというワインの産地名しか知らなかったのですが、この本でスペインワインの多くはテンプラリニーリョTempranillioというブドウ種から作られていること、リオハと並んでワインの大生産地はヴァルデペーニャスValdepenasという、ドンキホーテに出てくるラマンチャの近くの地域だということを知りました。且つ、テンプラニーリョ種は渋みが強いので他のブドウ種より長く樽で熟成することで丸みをつけるとか。熟成は最も若いものでも2年、多くは3年、一番長く熟成させるものはナント5年だとか!余り知られていない“お買い得”ワインだそうです。

 

それに惹かれて試してみたところ、Buono! 上記の本によると、「素朴で、どこか懐かしい田舎っぽさがあり、・・・熟成からくる独特な香りも手伝い、個性を作り出している」のだとか。以来、ヴァルデペーニャス産とテンプラニーリョ種をキーワードにネット通販で買い求めています。

001ワイン6本

これらは、いわゆる千円ワインですが(800円〜1300円)、当たり外れがなく、どれも満足のいくもので満足しています。昨年のチリワインの次に、今年はスペインワインがハウスワインになりそう、世界にはまだまだ知らないワインが沢山あって、ワイン巡りの楽しみは尽きそうもありません。

『読む力は生きる力』(脇明子著)に共感

妻からのお下がりですが、息子へ渡す前に私が読みました。著者は女子大教授、日頃接する学生たちを観ていて、若い人たちに少しでも早いうちから読書を身につけさせたいとの思いでまとめたものだそうです。

 読む力

特に赤ちゃん期から文字を覚える頃までに幼な子をどのように読書へと導くかという観点が中心になっています。孫を持つ身として、幼な子の父親である息子に伝えたい内容であることは勿論ですが、幼児教育という観点から離れて、読書一般への思いとして共感するところも大でした。

 

“伝えること、受け継ぐことが大切、本を読むことの一つの意味。大切なことは手渡していく中身(知識や技術)ではなく、何かを伝え、受け継ぐこと。本を読むことで伝え、受け継ぐ力を身に付けることが可能になる“

*感想:なるほど、本を読むとは中身(コンテンツ)を知る・楽しむだけでなく、伝える力を養うことでもあるのですね。

 

“本というのは「伝えたい」という人間の思いを感じさせてくれるもの。「伝えたい」とは、伝統、歴史、信念といった大きいものばかりでなく、自分が味わった喜び、風景などの美しさ、出会った人々の人間的な魅力、言葉の響きの面白さ、食べ物の美味しさ、小さな発見の驚きなど”

*感想:そうか、伝えたいと思う気持ちがあるから人は書くのか。そう考えると、このブログも私が何かを伝えたいから書き続けているというわけなのですね。納得。

 

“絵本と呼びながらも、目的は想像力を掻き立てること、従って、少しずつでも文字に親しませることが重要。文字は想像力を掻き立てるが、絵は目に入ったものだけで終わる。故に、文字と出会える絵本の選択が大切”

*感想:絵本といえども、絵だけが主役ではなく、文字にも目・注意がいくような本でなければならない、確かに、大切なポイントですね。

 

“文字を読むことと、本を読むこと”は必ずしも同じでない。「本を読む」上で肝心なのは、一字一字を読むことではなく、言葉をもとに想像力を働かせ、内容を理解し、物語の展開についていくこと“

*感想:“木を見てして森を見ず“と同じことでもあり、また、本を読むことは想像力を養うためでもあるというのは、いい視点ですね。

 

私が日頃から感じている読書の楽しさは、ストーリーも勿論ですが、文字を読み込んで自分の頭の中で想像する、ヴィジュアライズすることにあると思っています。そのことをズバリ指摘してくれたことに拍手喝采です。タイトルもいいですね。地味なものですから決してベストセラーにはならないでしょうが、一人でも多くの子育て世代に届くといいなあ。

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  • 『ミケランジェロの焔』(C. D’Orazzio著 / 上野真弓訳)
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