気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2016年12月

2016年を振り返ってみると:やっぱり、イタリア!

「イタリア三昧の一年でした」と、昨年末のブログに記していました。

イタリア語、イタリア文化講座、生パスタづくり、エスプレッソ・コーヒー、イタリア関連本、だと。今年も同じ項目ばかりで文字にしてみると変わり映えしないのですが、自分では今年は、これまでになくイタリアに浸った一年だったと感じています。分類項目は同じですが、どれも“濃く”なったという感じかな。

 

先ずはイタリア語から。

前の5年間は大学(清泉女子大と星美学園)での生涯学習講座に通いました。大学での講座は隔週ペースで、クラスの生徒数も多いことから、楽ですが学びが物足りない面もありましたので、今年は4月からイタリア語専門語学学校(日伊協会)に通うようになりました。年間36回、夏休み・冬休みを除いてほぼ毎週のペース、クラスも5人と少人数、毎回宿題・予習もありで、授業中ばかりでなく自宅でもイタリア語を学ぶ(勉強しなければならない)時間が大幅に増えました。この9ヶ月での進歩を実感できるほどなので大いに満足しています。とはいえ、やっと中級に届いた段階ですが(汗)。

 

ツールとして特に役立っているのが電子辞書のiPhone版と、24時間イタリア語放送のiPhone用アプリの二つです。

1dictionary1 2dictionary2

昨年末に買い換えたカシオの電子辞書からイタリア語機能(伊和と和伊)だけを取り出してスマホ用にしたもの。用法、動詞の活用、発音など、内容は電子辞書と同じですが、イタリア語講座に通う時に電子辞書を携行しないで済むことが大きなメリット、荷物が少しでも軽くなることは高齢者にとっては大いに嬉しいことなのです。検索語の入力も全く問題なし、起動はカシオの電子辞書より速い!半年くらい前から使っているのですが満足しています。

3radio24_1 4radio24_2

もう一つは、以前にもブログで紹介したインターネット放送のスマホ用アプリ、Radio 24といって、24時間イタリア語放送を流しているもの、無料です。ハンズフリーのイヤホンと合わせて外出時に愛用しています。春先に聴き始めた時は殆ど聴き取れなかったのですが、最近では単語として聴き取れるものが多くなりました。文章として理解するまでには至っていませんが(汗)。「継続は力なり」を実感しています。

 

続いて文化講座。

今年も秋までは昨年から引き続き横浜石川町でのAdagietto文化サロンと自由が丘・読売文化センターでのイタリア街巡り講座に通いました。後者は9月で終了、前者も11月から他の講座と重なって行けなくなり、自主休講といったところ。

代わってブログで初めて報告するのは、イタリア文化の学びではなく、日本文化をイタリア語で紹介するということへのチャレンジです。

5イタリア語で日本紹介1

11月から5回というコース(Facebookでのイタリア好きグループのご縁)では浅草の浅草寺の紹介、12月から始まったコース(2月まで9回)では食事、祭り、習慣など、広く日本文化を紹介するものです。6年前にイタリア人グループの東京滞在の二日間をお手伝いしたのですが、その時はもうメチャクチャ、通訳にもガイドにもならない、ただ一緒にいただけという惨敗でしたので、なんとか再挑戦したかった分野。普段のクラスより苦しいですが、勉強しています。

 

生パスタづくりは大分慣れてきました。小麦粉に対する水分(卵、オリーブオイル、水)の割合が定着せずに試行錯誤が続いてはいるものの、気分的には大分楽に取り組めるようになりました。平均したら月に2回程度ですが、市販の乾燥パスタとは違った味を楽しんでいます。イタリア料理といえば、今年はシチリア風カポナータをAdagiettoで教えていただき、夏場によく作りました。夏のマイブームでした。

 

新しいところではエスプレッソコーヒー、今年は新顔として電動エスプレッソマシンが私のおもちゃ道具に加わりました(笑)。

6エスプレッソマシン1 7エスプレッソマシン2

6月にビアレッティ社の電動マシンを購入、以来、夕食後は殆ど毎日エスプレッソ、朝と昼は同じビアレッティ社の直火用マキネッタでのモカ・コーヒーといった具合にカッフェ・イタリアーノを楽しんでいます。

 

勿論、イタリアに関する本も目に留まり次第、手にして読みました。新顔は多くはありませんでしたが。

こんな具合で、今年も日本にいながらにしてイタリア三昧を繰り返した一年でした。多分、来年も、かな(笑)。

Ringrazio per l’anno bellissimo passato, e BUON ANNO ! 

メリー・クリスマス!

今年もやってきました。クリスマス、イエス様のお誕生日、おめでとうございます。

今月1日から始めたアドベント・カレンダーは昨日、最後の扉(左上の両開き)を開けたらイエス様がお生まれになりました。ようこそ、私たちの元へ!

advent C

昨日はイブ礼拝でした。ここ数年は礼拝堂の素晴らしさから、築地にある聖路加病院内のクリスマス・イブ礼拝に行きます。戦前からのヨーロッパ風の建物が戦災を免れて残っているという貴重で、素晴らしいチャペルです。

聖路加1 聖路加2

クリスマスの今日は近所の教会での礼拝に与りました。

 

これで持って、クリスチャンとしての一連のクリスマス・イベントが終了です。

華やか、鮮やかなコマーシャルのクリスマスも楽しいですが、クリスマスのいわれを思い、感謝の気持ちをお祈りで表すというのも心を暖かくされ、いいものです。敬虔な信徒ではないからこそ、大切にしたいこの時期です。

 

天使は言った。「恐れるな。わたしは民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。」”(新約聖書・ルカによる福音書)

12月のお仕事

毎年12月にはクリスマス前に終えなければならない仕事が二つあります。

 

一つ目はクリスマスカード。初めてアメリカに渡ったのは来年2月の丁度50年前、大学同士の短期留学生交換プログラムでしたが、それ以来お世話になった方々へクリスマスカードを送るようになりました。その後の50年で新たに知り合った方々もいますが、亡くなられた方々の方が多く、今年は10枚にまで減ってしまいました。

1xmas card

カードには、このような近況報告を同封します。手書きから始まり、タイプライターになり、コンピューター化の進歩もありで、今では写真入りです。

アメリカにいる方々からのカードも続々と到着中、それらは正月が終わるまで、部屋飾りとして楽しみます。

2Xmas card from US

 

もう一つが年賀状。これが大量なので大変な作業になります。宛名もですが、年賀挨拶もコンピューターでプリントするので、イラストか写真の準備が済めば後はプリンターにお任せ、今年はこれです。ここから先が大切な大仕事なのです。

3xnewyear

写真の下の空白部分に一言添え書きするのが、私の年賀状作成の要です。昔は仕事で頻繁に会うことも多く、書き添える言葉に苦労し、単に「今年もよろしく」で終わることが多かったのですが、退職してから変わりました。今年は約130通ですが、この一年間に会わなかった方が殆ど(7割から8割)なので、それらの方々と年に一度、交流する気分で数行書き留めます。量的には負担なのですが、それらの方々を思い起こすことは、それなりに楽しいことです。恥ずかしながら、この時以外は殆ど忘れている方々なので(汗)。

 

これを25日までに投函して、安心して年を越すという次第です。やっと半分を超えましたが、後数日で最後の追い込み、頑張ろう!

『ショパン・コンクール』(青柳いづみこ著)

珍しい本を読みました。演奏会もする現役のピアニストであり、指導者でもあり、そして複数の受賞作を含む文筆家、帯表紙の「モノ書きピアニスト・・・」に惹かれて手に取りました。タイトルのサブコピー「最高峰の舞台を読み解く」なんて、気をそそられますよね。

ショパン・コンクール

面白いという表現よりも、興味深いものでした。

まず何よりも、世界のショパン・コンクールとは言え、極めて人間的なんだなということが良〜く分かりました。人間が運営・評価するのですから、言われてみれば当たり前なのでしょうが、世界の3大コンクールなどという権威づけされた呼び方に素人は惑わされてしまうのですね。その辺りも、著者はいくつもの様子や事例を取り上げながら、批判調ではなく客観的に紹介してくれています。

 

審査員が、退屈で居眠りしていたとか、没頭する余り指先だけでなく体で揺らしてリズムをとったとか、「こんなこと書いちゃっていいのかな」と心配するほど(?)、決してお堅いばかりでない人間味溢れる様子が見られます。この本を通して一貫しているのは、審査の難しさということのように思えました。採点制だが、フィギュアスケートや体操競技のような細かい採点基準はなく、審査員の背景や指向に大きく影響されてしまう。そんな中で主催者側としては「ショパンらしさ」を一つの基準としているが、その「らしさ」も何なのかで意見が分かれる。大きくは「楽譜に忠実派」と「ロマンティック派」に分かれるが、ショパン自身、一度書いた楽譜どおりには演奏しなかったとか。あてどもない議論が毎回繰り返されるらしいです。

 

それから、各コンテスタントの演奏についての表現が、さすがピアニストらしく、私には想像もつかないものばかりです。ほんの一例ですが:

   銀色の不思議な響きを醸し出す

   ヒステリックではなく、左手は歌い、右手はそれに乗る

   五条大橋の牛若丸よろしく見事に跳び移る

   甘い音が聴き手を恋の世界に誘う

演奏をこんな風に聴けたら楽しいでしょうね。私が聴くのとは全くの別世界のよう。

批判的なものも(例えば「余りにデフォルメするので腹が立った」)ありますが、全般的に著者は心優しいのだと思います。ベストセラーにはならないでしょうが、いい本に出会いました。

リモート・サポートはクール!

自宅でパソコンを使うようになって20年以上になりますが、使っていればトラブルに出会うことは必然、これは昔も今も変わらず。IT企業に勤務していた頃は社内に助っ人がいたので簡単に解決していたのですが、退職してからは大変。多くは苦労しながらもインターネット検索で何とか解決。それでも出来ない場合はITメーカーのヘルプデスクへ電話ということになります。ヘルプデスクの一番の問題はなかなか繋がらないこと(その点でアップルは平日なら数分で繋がるのがグッド)。何とか繋がれば、それだけで大きく前進、電話の会話だけで簡単に解決しない場合は、ユーザー画面をヘルプデスク側で同じ画面を見てコントロールするリモートサポート機能が強い味方となります。

 

ここ数年、アップルやインターネットプロバイダーのイッツコムとの間で、何度かこの機能を使って助けてもらっています。先日、マイクロソフトとの間で初めてこのリモートサポートで助けていただきました。自分のメインPCはマックですが、アルバイトで続けている調査の仕事の必要性からWindows PCを1台持っています。そのWindowsで使っていたMSオフィスがある時から突然使えなくなりました。調べてみると原因不明ですが、なぜかPCから消えてしまったらしい。ネットで検索すると同じように状況を経験したユーザーがいて、再インストールが必要だとのこと。自分のPCはプリロードなので教えてもらったサイトからダウンロードしなければならない。そんな状況でした。

office install
手順に従ってセットアップファイルをダウンロードして進めたのですが、先に進めない状態が解決出来なくなり、止むを得ずマイクロソフトのコールセンターに電話しました。「そのままでお待ち下さい」から先が案の定なかなか繋がらず、泣きべそになりそうになった頃(15分位でしたか)やっと繋がりました!色々説明したところ、リモートサポートしてもらうことになり、アプリケーションのファイルのダウンロードに時間がかかりましたが(無線LANだったため)、結局1時間くらいでインストールが完了し、オフィスの起動を確認するまで付き合っていただき解決しました。

 

色々訳があり、マイクロスフト社に対しては昔からアンチなのですが、(今回も原因不明で消えてしまうなど、とんでもない!)サポートデスクは親切に対応してくれ、感謝です。それにしても、ヘルプデスクの先方がユーザーの画面を見て・操作して解決してくれるって素晴らしいですね、正に「クール!」です。

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