私のクラシック音楽との初めての出会いは中学生の音楽の時間でした。教師がユニークな方で、「名曲を聴くことこそ最良の音楽教育だ」との考えから(らしい)クラシックの名曲をたくさん聴かせてくれたのです。有名な作曲家の名曲のレコード(懐かしいですね)を多数聴かせてくれたのですが、何故か記憶に残ったのはバッハとベートーヴェンで、ベートーヴェンは交響曲の5番「運命」と6番「田園」を聴いたことを今でも覚えています。記憶に残っているからといって、当時、好きになったというわけではありません。10代の頃はアメリカの音楽が好きで、ポップスからフォークソングばかりに夢中になっていて、クラッシックを聴くことは殆どありませんでした。20代になってクラシックも聴くようになりましたが、当初はバッハやヴィヴァルディといったバロック音楽だけ。その後、ショパンのピアノ曲に惹かれ、次いでモーツァルトが登場、やがてオペラの素晴らしさを知ることになるのは40代になってです。その後、10年ほど前からベートーヴェンに回帰したようです。
私の持っているベートーヴェンのCDで交響曲は昔懐かしの5番、6番の他に、7番、8番、それと有名な9番。改めて調べてみて、1番から4番までがないことに気付きました。今度、YouTubeで聴いてみましょう。
ピアノ協奏曲は1番から5番まで、どれもよく聴きますが、中でのお気に入りは3番かな。聴くたびに「綺麗なメロディーだな」と感心しています。
実は昨日、コンサートでこの3番を聴いてきました。馴染みのない韓国系のピアニストでしたが、高名なピアニストの演奏をCDで聴くとは違った、生演奏ならではの音色・音響が楽しめました。コンサートで聴くのは久しぶり、良かったあ・・・(実はこのコンサートの予定があって数日前からこのブログ原稿を書き始めていたのです)
最近(と言ってもここ2、3年ですが)購入したのがこれらのCDです。弦楽四重奏は映画「クアルテット」を観た直後に。庄司紗矢香のヴァイオリン・ソナタは彼女のコンサートを聴いた直後に(笑)。コンサートで聴く機会は少ないですが、大好きなヴァイオリニストです。
もちろん他の作曲家の楽曲もよく聴きますが、私のライブラリーの中で作曲家別で一番多いのがベートーヴェンということは、やはり一番のお気に入りなのだと思います。クラシック音楽としては余りにありきたりかもしれませんが、どの曲もきれなメロディー、聴き心地の良さ、それでいて飽きがこない、やっぱりファンなのですね。