気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2017年04月

ベートーヴェンの心地よさにうっとりです。

私のクラシック音楽との初めての出会いは中学生の音楽の時間でした。教師がユニークな方で、「名曲を聴くことこそ最良の音楽教育だ」との考えから(らしい)クラシックの名曲をたくさん聴かせてくれたのです。有名な作曲家の名曲のレコード(懐かしいですね)を多数聴かせてくれたのですが、何故か記憶に残ったのはバッハとベートーヴェンで、ベートーヴェンは交響曲の5番「運命」と6番「田園」を聴いたことを今でも覚えています。記憶に残っているからといって、当時、好きになったというわけではありません。10代の頃はアメリカの音楽が好きで、ポップスからフォークソングばかりに夢中になっていて、クラッシックを聴くことは殆どありませんでした。20代になってクラシックも聴くようになりましたが、当初はバッハやヴィヴァルディといったバロック音楽だけ。その後、ショパンのピアノ曲に惹かれ、次いでモーツァルトが登場、やがてオペラの素晴らしさを知ることになるのは40代になってです。その後、10年ほど前からベートーヴェンに回帰したようです。

1_symphony
私の持っているベートーヴェンのCDで交響曲は昔懐かしの5番、6番の他に、7番、8番、それと有名な9番。改めて調べてみて、1番から4番までがないことに気付きました。今度、YouTubeで聴いてみましょう。

2_pianoconcerto
 ピアノ協奏曲は1番から5番まで、どれもよく聴きますが、中でのお気に入りは3番かな。聴くたびに「綺麗なメロディーだな」と感心しています。
ピアノ協奏曲3番
 
実は昨日、コンサートでこの3番を聴いてきました。馴染みのない韓国系のピアニストでしたが、高名なピアニストの演奏をCDで聴くとは違った、生演奏ならではの音色・音響が楽しめました。コンサートで聴くのは久しぶり、良かったあ・・・(実はこのコンサートの予定があって数日前からこのブログ原稿を書き始めていたのです)

3_pianosonata
最近(と言ってもここ2、3年ですが)購入したのがこれらのCDです。弦楽四重奏は映画「クアルテット」を観た直後に。庄司紗矢香のヴァイオリン・ソナタは彼女のコンサートを聴いた直後に(笑)。コンサートで聴く機会は少ないですが、大好きなヴァイオリニストです。

もちろん他の作曲家の楽曲もよく聴きますが、私のライブラリーの中で作曲家別で一番多いのがベートーヴェンということは、やはり一番のお気に入りなのだと思います。クラシック音楽としては余りにありきたりかもしれませんが、どの曲もきれなメロディー、聴き心地の良さ、それでいて飽きがこない、やっぱりファンなのですね。

スクリューキャップの開け方

ここ数年、コルクボードの減少からスクリューキャップにしたワインが増えてきており、特に千円以下のワインではコスト減のため多用されているようです。その分、安くなるので不満はないのですが、最近、握力の低下でスクリューキャップを開けることが困難になってきて苦労しています。滑り止めのゴムを使ったりしているのですが、それでも相当な力を入れなければならない、それでネットで検索しました:「ワイン、スクリューキャップ、オープナー」で適当なオープナーを探すつもりだったのです、BINGO ! これが大当たりでした。

同様の悩みは一般的なようで、上手い開け方を教えてくれるサイトが幾つも見つかりました。どれも方法は同じなので、サントリーとサッポロビールのサイトにある写真を借用させていただきます。

これは駄目:

NG sapporo NG suntory

私がしていたように、左手で首根っこを押え、右手でキャップの頭を捻る、というやり方はNGなんですね。私の握力が下がっただけのせいではないようです。

これが正解:

sapporo_01 suntory01

正解は左手でキャップの首の部分だけを押さえ、右手でボトルの下部を持って捻る、これでもってキャップの首が胴体から離れ、見事に開くんです!一度開けたボトルの繰り返したは出来ないので二回目は後日でしたが、同様に開きました。これまで三回トライしましたが、全て簡単に開きました。オープナーも滑り止めも不要。気分爽快なり、です。

分かってみれば実に簡単なことですが、長年、知らないでいたばかりに苦労でした。先日、ワイン好きの二人と飲む機会があったので話してみたら、二人とも知らなかったそうで、早速試してみたいと言っていました。嬉しい役立ち情報なので、このサイトを訪問している方で同じ苦労をされている方が一人でもいればお役に立ちたくブログアップしました。

図書館は面白い

以前住んでいた町では図書館が近かったので度々利用したのですが、15年前に現在の住居に引っ越してきたら、一番近い図書館でも徒歩20分!以来、図書館から縁遠くなっていたのですが、最近、そのご縁が復活しました。今回のご縁は港区の図書館です。ふとしたことから港区民以外に東京23区在住・在学・在勤者が利用できることを知りました。私が定期的に立ち寄れる場所として青山一丁目(イタリア語講座に通う日伊協会)駅のすぐ近くに赤坂図書館があるので早速、利用登録をしました。

0図書館カード

更に、この赤坂図書館だけでなく、港区に7つある全ての図書館の蔵書を利用できる、且つ、ネットで予約して、都合のいい図書館で受け取ることが出来るとか。今時では当たり前のサービスなのでしょうが、20世紀までしか図書館を利用したことがない者としては嬉しい進歩です。私の場合、毎週一回イタリア語講座で青山一丁目に通うので、事前にネットで予約して取り寄せてもらっておいて通学日に受け取ることができます。

1松山猛

最初に借りたのがこれ、右側の「贅沢の勉強」という本です。数年前に同じ著者による「ヴィヴァ!イタリアの職人たち」(写真左側)という本を読んで面白かったので彼に興味を持ち、彼の作品リストの中に、この「贅沢の勉強」という本を見つけ探していたのですが、絶版らしくどこにもない(アマゾンにも、大規模な丸善・丸の内店にもなく、勿論ブックオフも毎回チェックしたが出会えず)ので諦めていました。それが今回、期待せずに港区図書館のウェブサイトで試してみたところ、あるではないですか!早速予約し、翌週に借りました。

内容も勿論面白かったのですが、それ以上に、この本にまつわる出版情報と貸出履歴に興味を持ちました。

2発行記録

巻末の出版情報を見ると、何と昭和58年、西暦で1983年の発行だとか。私と一つ違いだけの著者なのに34年前とは驚き、エッセイの内容的には現時点にそぐわないこともありますが、概ね違和感なしです。それと、発行者(多分、編集者の意味だと思いますが)として半藤一利の名前があるではないですか。近年、昭和史の大家として多数の著作が注目されており、私も数冊読みましたが、その半藤一利がこの本の編集担当だったとは!

これまでの貸出履歴も興味深いものがあります。最初の貸出が発行年1983年の6月、以降、6年間は毎年数回貸し出されているのですが、1992年を最後に貸出がゼロ。今回の私の利用が25年ぶりらしい!余りの驚きと面白みにグラフにしてみました。

3貸出記録2 4貸出履歴2

色あせたというか、日焼けしたというか、風格の出てきたものですが、内容も面白かったし、内容以外にも興味を惹かれることが見つかり、これまでとは違った読書の楽しみを味わうことが出来ました。新刊書、電子書籍、ブックオフといったこれまでのチャネルに加えて、新しい読書チャネルが見つかったことで、日伊協会に通う間は、これからも利用することになりそうです。

遠藤周作のキリスト信仰

今度の日曜日がイースター、イエス・キリストの復活祭というクリスチャンにとって重要な日を迎えることもあり、また、2月に映画「沈黙」を観たこともありで、遠藤周作のキリスト信仰をちょっとだけ考えてみたいと思います。

遠藤周作の「沈黙」を読んでイエス・キリストの教えに感動したのが大学時代、数十年後にキリスト教の洗礼を受けて以降、彼の信仰に関わる著作を何冊も読ませてもらい、クリスチャンとしての遠藤周作に強く惹かれるようになりました。

遠藤周作

彼に言わせると、幼い頃から母親の影響で洗礼を受けたことは、身体に合わない服を着せられたようなもの、以来、身体をその服に合わせるように努めてきたのが彼のクリスチャンとしての人生だったとか。彼なりにイエス・キリストの愛とは何かを、苦しみながら必死に模索してきた信仰の道が、これらの著作で知ることができます。必ずしも彼の信仰がキリスト教世界を代表しているとは思いませんが、私の”身体”にはぴったりのようで彼の信仰に惹かれます。彼の著作には印象的な表現が多数ありますが、その一つをここで紹介したいと思います。

「耐えられないほどの苦境にある時、神はこんなに苦しむ私を救ってくれないのかと嘆くのではなく、苦しみを取り除いてはくれないけれど、主なる神、主イエス・キリストはそのように苦しむ私に寄り添ってくれている、共に苦しんでくれていると信じることこそが、キリスト信仰ではないだろうか。その信仰があれば、その苦しみがいくばくか癒される。多くの人の苦しみ、苦痛は、それを分かちあう人がいないという孤独感によることが多いという。病気で苦しむ患者の横にいて、その手を握り続けてあげることで患者の痛みが軽減した様子を目撃した看護師の証言が多数ある。」


苦しい時、辛い時などにイエス・キリストを思い起こし、その苦しみ・痛みを主イエス・キリストも共に苦しんでくれていると考えることこそが信仰だという指摘、全く同感です。信仰ってご利益を求めることではなく、あくまで心の内面の救いだということを心していきたいと願っています。

デジタル世界の不思議さを二つ学びました。

一昨日、iPhoneでこのブログが開かないことを発見し(今更ですが)、解決策を見つけたことを報告したところ、一人の読者から「PCモードに切り替えて読んでいた」とのコメントをいただきました。どうするのか調べて、その方法を見つけました。

画面コピー

私のブログ記事の見出しをタップしてもテキストページが開かない画面(左)で、赤マルで囲んだアイコンをタップすると次の画面(中)になる。そこで赤マル「デスクトップサイトを開く」をタップすると、記事が開く(右)という方法を初めて知りました。

PCモードですからスマホモードより読みづらいかもしれませんが、なるほど、適度に拡大すれば読むことは出来るのですね。このlivedoorブログに移行して2年近くになりますが、これまでスマホで訪問していただいた方々は皆さん、このようにしていたのかな。

今回の学びの一つは、スマホからこのPCモードで見ること。

もう一つは、原稿作成したものをコピー&ペーストでブログに貼り付ける場合の、作成ソフトとブログの相性についてです。以前のgooブログはWORDとの相性が良かったようですが、現在のlivedoorブログとWORDは相性が悪いらしい。スマホで見られないだけでなく、行間の配置も間延びしているなとは思っていたのですが、それも同じ原因のようです。原稿作成をテキスト・エディターにしてみたら、コピー&ペーストしたブログ記事をスマホモードで読めるし、また、行間も見やすく出来る。デジタルの世界でも”相性”の要素があるとは、不思議なものですね。いい勉強でした。

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