気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2017年06月

箸を新しくしました。

これまで使っていたのは、震災直後に被災地支援フェアで買い求めた岩手産のもの、明るい無地色で五角形で大変使い心地が良く、満足していました。「丈夫な木材ですよ」と言われていたのですが、私の歯がそれ以上のものらしく(?)、何度もかじった(!)結果、とうとう、先っぽが折れてしまい、長さがアンバランスになってしまいました。

1旧箸

持ち方をずらせば特に不自由なく使えていたのですが、ちょっとみすぼらしいとの周囲の声もあり(笑)で、先日、6年振りに新しいものを買いました。

五角形の使いやすさが気に入っていたので、その五角形の中から選んだのがコレ:

2新箸

先代同様に地味なタイプですが、とても使いやすい。箸づかいの下手な私が考えるに、やはり五角形がいいのではないのかな。

3五角形断面

箸の専門店に行けば多いのは丸型と四角形、他に五角形、六角形、七角形、八角形などもありますが、自分としては五角形が手に馴染んでいるので満足しています。今度の五角形箸を買った銀座・夏野は以前から好きだった店、箸はそう頻繁に買う品物ではないですがお店の雰囲気が好きで、ちょちょく覗かせていただいています。

『ヒルビリー・エレジー』を読んで。

これを読んだきっかけは、昨年のアメリカの大統領選挙の意外な結果に驚いたことにあります。メディアも調査会社も全て予想が外れ、アメリカでも日本でも、誰もが「何で?」と当惑した意外な結果。私もそのうちの一人で、以来、それに関する評論や解説などを機会がある度に読んでいる中で出会ったのがこの本です。昨年初めにアメリカで出版され、トランプが共和党の大統領候補に決まった頃から爆発的に売れだし既に100万部を突破、映画化も決まったとか。私もトランプ現象の背景を知りたくて、この春に邦訳出版されたものを手にしました。

ヒルビリー

タイトルの『ヒルビリー・エレジー』は原題をカタカナにしただけですが、その副題「アメリカの繁栄から取り残された白人たち」は英語原文の “ A Memoir of a Family and Culture in Crisis “の素晴らしい翻訳だと思います。我々が日本にいて殆ど情報もなく、知ることのない、”取り残された白人労働者”たちの強烈な怒りのパワーの背景を知るうえで格好の著作でした。特に印象的だった指摘は:

*工場での仕事を求めて多くが北部へ移住したが、産業構造の変化に伴い工場が閉鎖されると町は新たな仕事を提供することが出来ない。失業した人々の中で、裕福か、教育レベルの高い人だけはそこを離れて他所で新たな仕事を見つけることが出来たが、貧しい人々は取り残された。彼らこそが「本当に不利な立場に置かれた人々」であり、社会から取り残されてしまった。

*著者は海兵隊での生活から多くを学んだ。生活の仕方、経済の仕組み、自己制御する術、等々、新兵をゼロから教育してくれた。努力不足と能力不足の違いに気づかされた。

*取り残された白人労働者たちの間に根強いエスタブリッシュメントへの反感、メディア不信が溢れていた時期にオバマ大統領が登場したことは、多くの白人労働者が「アメリカの能力主義は自分たちの為にあるのではない」と思い始めた時期と重なる。

*白人の労働者階層は自分たちの問題を政府や社会のせいにする。自分自身を批判して顧みることが出来ない。ポピュリズムは彼らに社会への参加を促すのではなく、むしろ疎外感を煽る。「敗者であることは自分自身の責任ではなく、政府が悪い」という責任転嫁。


著者はそんな危機的環境にありながらも多くの人々の助けに出会い、地元で、また家族で、初めて大学ばかりでなく、大学院ロースクールまで卒業した、今や白人の中では珍しいアメリカン・ドリームを実現させた、いわば”成功者”。そんな著者ですが、奢ることもなく、へつらうこともなく、極めて冷静かつ客観的に語る文章が、リアル感をより高めており、400ページを超えるボリュームですが、読んでよかった、読み応えのある作品でした。アメリカ社会の深刻さを、一部でしょうが垣間見たような気がしました。それにしても、出口の見えない、深刻な問題ですね。

日記が5年目に入りました。

一昨日で日記を始めて5年目に入りました。

ちょうど4年前に友人から勧められてA5のルーズリーフに5段の枠を作って5年日記を始めた時には、さて、いつまで続くのか、自分自身も「?」でした。それが、ここまで続いて、気が付いてみれば、あっという間のようでもあり、感心するというよりも、我ながら不思議な想いです。ここまで続いた秘訣は、一番に”短さ”、次いで”5年表記”の面白さかな。

A5のサイズに5段ですから、一年分はほんの僅か(大体3行)なので気楽に書ける、その日の行動記録で十分、気分的に負担なく付けていたら、いつの間にか5年というのは正直な感想です。
それと、5年表記というのは当初考えていた以上に面白いです。特に振り返るというわけでもなしに、今日の日記欄に向かったら1年前、2年前、さらには3年前のこの時期に何をしたかが分かることって、molto interessante 面白い!

5年日記
因みに、4年前の6月13日は「友人に刺激されて5年日記なるものを本日から開始、いつまで続くか?」、3年前には「今日から2年目、よく1年間続いた」、2年前には「今日から3年目、5年日記の3段目まで来たことが嬉しい」、そして昨年は「何と4年目に突入、よくぞ続いた、もうこれで定着だ」、これが同じページで読めることが5年日記の面白いところですね。

あともう一つ、万年筆で手書きする楽しみ。十年以上も前にガンで亡くなった親友の形見にいただいたペリカンの万年筆、他に使う機会がないのですが、この日記のおかげで毎日手にして手書きを忘れないでいられます。乱筆を反省する機会でもありますが(苦笑)。

そして今年は、「とうとう5年目 / 5段目になる」。これで5段の日記帳が満杯、次のフォームを用意しなければ、なんてことを考えました。次は区切りのいいところで来年の6月を待たずに、元日から新しい5年日記を始めようかな・・・A5のルーズリーフにエクセルで作った5段フォーマットx180枚を印刷して。

枝豆シーズン到来!

そら豆が終わり、次いで枝豆の季節になりました。

まだ盛りには程遠いですが、今シーズン初めての枝豆を茹でました。

枝豆1

まだ走りの時期なので味わいには物足りなさもありますが、季節の移りを感じる楽しみには十分です。山盛りでしたが、夕食前のハッピーアワーに妻と二人で(殆どは小生ですが)平らげてしまいました。「ささやかな幸せなひと時」でした。

枝豆2

枝豆は旬の期間が長いので、これから3ヶ月くらい楽しめそうです。

抹茶パスタを作りました。

手打ちパスタを今でも折にふれ楽しんでいます。小麦粉、卵、オリーブ、塩をベースに捏ねながら適度に水を加えていく術を覚え、殆ど失敗なく作れるようになりました。今回は新たな試みとして抹茶パスタを作りました。と言っても、特に難しいものではなく、通常の材料に抹茶の粉を混ぜただけ。

1powder mix

実は古~い抹茶をどうしようかと思っていたのですが(古いので香りも大分抜けており) 、色付けにはなるだろうからと試して見た次第です。

2pasta verde

今回作ったのは幅広パスタのタリアテッレですが、なかなかの仕上がりになりました。香りは遠~くにあるかな程度でしたが、緑色が気に入りました。緑色のパスタというとホウレンソウがありますが、作るのが面倒、抹茶は粉を混ぜるだけ、いたって簡単、且つ、見た目が楽しめる。気に入りました。通常の白パスタと、この抹茶パスタに、何か赤色のパスタを作れれば、赤・白・緑の三色で、ホンモノのイタリアン!


勿論、普通の乾麺のパスタもよくいただいています。

3pomodori 4spag_al_pomodoro

これはスパゲッティ・ポモドーロ。手持ちの野菜(玉ねぎ、エリンギ、セロリ)を炒めた後に生トマトを加え、それをスパゲッティに和えたもの。イタリアでいただいたのは正にトマトだけでしたが、自宅で作るのなら在庫野菜を利用しない手はないですから。

生でも、乾麺でも、パスタ万歳!Viva Pasta!

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