気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2018年04月

石臼が再登場

バジルの葉からバジルペーストを作る目的で数年前に購入したタイ製の石臼ですが、バジルのシーズン以外は棚の奥で休眠状態でした。その石臼に新たな活躍の場が見つかりました。

1石臼

何をするかというと、クルミを擂り潰すというもの。TVの健康番組でクルミが血液をサラサラにする効果があることを知り、早速に取り入れることにしたものです。そのままおつまみで食べてもいいのですが、毎日の摂り方として我が家流としては擂り胡麻のようにすり潰して料理にかけて食べようということになりました。

2_1クルミ計量 2_2ポリ袋

一人一日25グラムが適量とのことなので、二人分として50グラムを計量し、料理用袋に入れます。

3_1すり潰す 3_2潰した後

袋のまま石臼で叩きます。ほんの1、2分で十分です。

4容器保存

一見、粒つぶのままのようですが、実は粉状に潰れています。潰したことによって油(これが血をサラサラにする効果があるとか)が出るので、粉なのに固まるというもので、口に入れば固形を噛むようなものではありません。これを冷蔵庫に入れて食事の都度、調味料のように食卓に並べています。

残念なことは作り置きが出来ないこと。時間の経過で栄養素である油がその効能を失うのだとか。ですので、毎日(時間は定刻ではないですが)作っています。当初は木の擂り粉木を使っていましたが、ふと石臼のことを思い出して使ってみたら、やはり石臼&石棒の威力は段違い、以来、ほぼ毎日使っています。石臼にとっても、退屈せずにご主人様のお役に立てて喜んでいるんじゃないかな(笑)

イタリア語講座の新学期が始まりました

日伊協会でのイタリア語講座も3年目に入りました。先週火曜日からの総合講座は中級用のDa Noiというテキストを使って最後の学期5期目(緑でラインマークしたクラス)になります。

日伊協会DaNoi

ギブアップせずに継続していることには間違いないのですが、中級を卒業するレベルになっているかというと大きな疑問符がつきます。なにせ進級試験がないもので(笑)それでも「継続は力なり」ですから、それなりにと自己満足はしています。 ほんの2週間ですが、イタリア留学も果たしたことだし (笑)

加えて今期はテーマ講座の中から『歴史で学ぶイタリア語』という新設の講座にも通うことにしました。コースは今週の水曜日から始まり、隔週ペースで9月までで8回というものなので2つ目のクラスとしては適度でしょう。

日伊協会歴史

1回目は古代ローマ発祥の概要、La Monachia王政から、La Repubblica共和政へ、そしてL’Impero帝政が始まるまでの大きな流れをイタリア語で!知らない単語や表現が多いのですが、歴史という興味あるトピックを通してなので楽しく、あっという間の80分でした。先生は若いのですが教え方がとても上手、加えて日本語が堪能なので困った時には日本語で質問出来ることは大助かりです。更に加えて、可愛い方(イタリア人女性)です!

外国語の学習法として、趣味・好きなことをその国の言葉で知ろうとすることが有効だと言いますが、全くその通りだということを実感しました。最近、若い外国人がアニメや漫画を通して日本語を習得していく例を多数見ていますが、そうなんですね。

芝刈り(雑草刈り?)シーズン到来

今年も芝刈りの季節が始まったようです。庭の花の手入れは妻がしてくれますが、芝生の手入れというか、芝刈りは私の担当です。正確には”芝刈り”というよりも、”雑草刈り”と言った方が正確かもしれませんが。それ程、芝よりも雑草の方が元気で繁殖しているのです。他所のお宅の綺麗な芝生を見ると、一体どうやって手入れをしているのかなあといつも羨ましく思ってしまいます。我が家の庭の現状はこれ:

beforeBEFORE

これって、「さあ、芝刈りをしよう」ではなく、「雑草取りをしなければ」という感じですね。しばらく前からこの状態だったのですが、花粉が怖くて庭仕事が出来ませんでした。昨日は花粉飛散が少ない予報だったので、思い切って庭に出て、今年初めて芝刈り機を動かしました。

afterAFTER

刈ってみれば、何とサッパリしたことか!とは言え、雑草は地上部分を刈っ他だけで根はそのままなだし、それにタネや花粉も飛び散っているので、また直ぐに伸びてくるでしょうが。これからは隔週ペースで刈らないといけないだろうと覚悟しています。今の様子からして今年は昨年までにはなかった雑草もあるようですから、さて、どんな夏になるのかな、期待と恐れと(苦笑)・・・

イタリア・ブックフェア Fiera del libro italiano

昨日イタリア文化会館で開催されているブックフェアに行ってきました。

1bookfair

毎年恒例のイベントですが、私は今回が4回目。ヤマザキマリの特別講演、講演会(電磁波で観たフラアンジェリコの壁画)、イタリアの文化に関する本のセミナー、イタリアの絵本と音楽のコラボレーション(音楽と朗読)、須賀敦子・没後20年展覧会等々、イタリア好きにとって魅力的な催し物がいっぱい。昨日は、しばらく前に短期間ですが特別コースで習ったロッサーナ先生が書いた・作った本の紹介セミナーに出席しました。

2seminar 3text

本のタイトルは 『L’ITALIANO DELL’ARTE』美術で学ぶイタリア語、と言ったところかな。ロッサーナ先生がまとめた中級レベルのイタリア語教材で、”イタリア美術を通してイタリア語を学ぼう”というもの、絵画の技法、特徴、見方、個々の有名な作品の説明などが盛り込まれているとか。先生・著者による説明を直接に聞くと、面白そう、興味が湧いてきました。自習教材としても使えるものとのことですが、やはり講座で学ぶのがいいでしょうね。将来、私が通っている日伊協会でも講座を持たれるかもしれないとのこと、実現するといいなあ。

4即売会

メインのブックフェア、展示即売会ですが、イタリア関連の書籍(イタリア語のものもありますが、日本語の書籍が多数)の多いこと。私はこれまでにかなりの数のイタリア関連本を読んできたのですが、ここへ来ると、毎回、新しい発見・未知との出会いが多数あり、困ってしまいます(笑)。色々ある中からじっくり見て、手にとって、さらにお値段も見た上で厳選し、購入したのがこちら:
6購入本 

厳選と言いながら5冊も買ってしまったのですが、どれも面白そうなんです。私を呼んでいるようで、手に取らずにはいられませんでした(笑・笑・笑・笑・笑)

『ローマ亡き後の地中海世界』(塩野七生著)を読了

塩野七生の最新作『ギリシャ人の物語』を読んだ後で、時代を大分飛ばして、ローマ帝国崩壊後を取り上げたこの作品に向かいました。文庫本で4冊、読む気になれる適当な長さかな。

地中海世界

ここでは西ローマ帝国が滅亡した476年から、レパント沖海戦の16世紀後半までという、かなりの期間をカバーしていますが、特に7世紀から始まるイスラム勢力の侵略とキリスト教勢力の攻防を東地中海を中心に描いているもの。当然、戦さの占める割合が多いのですが、歴史絵巻というか、歴史エッセイというか、塩野七生流の歴史観察・分析がファンにはたまらなく面白いものになっています。


歴史の勉強としても大いに学ぶところ大でした。

*ヨーロッパの中世とは、一般には西ローマ帝国崩壊の476年(頃)からイベリア半島からイスラム教徒が一掃された1492年(頃)までを指すこと。コロンブスの新大陸発見と同じ年というのも興味深いですね。

*イスラム勢力の進出といっても、当初はアラブ部族が支配していた時代で、その後、キリスト教圏がイスラム統治を打破した十字軍の時代を経て、今度はオスマン帝国(トルコ)がイスラム勢力のトップになってからのキリスト教勢力との激しい攻防。トルコ民族がイスラムのリーダーとなって以降は、20世紀までアラブ民族は隅に押しやられていたこと。

*16世紀は質”(都市国家)から”量”(領土国家)/ イタリア型からフランス・スペイン型へ、中央集権型国家へ移行した時代だったが、この時代の波にイタリアは乗り遅れた。とは言え、スペインの無敵艦隊も数量は圧倒的だったが、いざ戦闘となると弱かったらしいですね(笑)

この本の本筋からすれば余談のようなものですが:

*”「文明」は万人に共通となることも可能だが、「文化」は固有であることが特質”というのも格好の対比ですね。これまで突き詰めずにいたことでしたが、初めて違いというものを学びました(苦笑)


この作品の中で著者は何度も、”このことは既に紹介してあるので、詳しく「xxx」を読んで”とあるのですが、中でもそのような参照の多かったのが『ヴェネツィア:海の都の千年』、随分と昔の読んだ作品、今回と同程度のボリュームですが、再読してみよかな。何れにせよ、塩野七生は歴史好きの私にとって、ハズレのない作家です。

ギャラリー
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