イタリア人にとっての朝食は、エネルギー補給というよりも、甘いものを体に入れて血糖値を高めることで目を覚ますためのものという面があるらしいです。昨年、イタリア語学留学した際にホームステイしたお宅での朝食も、モカコーヒーに甘いクッキー的なもの、しかも、それにつけるジャムまで添えられるんです。前夜のパイなどの残りがあればそれも朝食のテーブルに並べられる。確かに栄養への配慮はなく、甘さ優先の朝食でした。事実の報告であり、決して不満や批判ではありません、満足していただきましたから(苦笑)
左は町のバールでの典型的な朝食、右は昨年ホームステイした先での朝食。
ここ数年、私の朝食に甘味の要素が増えているのはそのせいだろうか(イタリアナイズ?)朝食はパン食で、前日の残りのお惣菜、なければ卵焼き・目玉焼きで蛋白質の補給、フルーツ、飲み物は牛乳とイタリア式モカコーヒーといったところですが、週に1、2回、デーニッシュなどの甘さのあるパンが登場するようになりました。昔から馴染みのあるデーニッシュは、これ、シナモンロール、アメリカ出張時にもホテルでよく食べました。
パン屋さんで品定めをして甘いパンを買うのも楽しみで、こんなのもあり、左はマロン、右はクランベリーを埋め込んだもの:
最近気に入っているが、クロワッサン・オ・ザマンド(アーモンド入りクロワッサンという意味のフランス語だとか)爪先ほどにスライスしたアーモンドをクロワッサンにまぶしたもの。
今や我が家の甘系パンでは定番化していますが、特に気に入っている(甘さ加減が丁度いい)のはポンパドウルのモノ、ポンパドウルは店舗が沢山あるので近くに行くとついつい(笑)。このクロワッサン・オ・ザマンドを同じメゾン・カイザーのニューヨーク店で買ったら、日本の店のものの倍とは言わないまでも、5割以上大きいのは、さすがアメリカンといった感じでした。日頃、甘いものの摂取量は少ないの、たまの甘系朝食もいいだろうと自分に言い聞かせながら(言い訳かな)楽しんでいます。