気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2019年05月

朝食の”イタリア化”?

イタリア人にとっての朝食は、エネルギー補給というよりも、甘いものを体に入れて血糖値を高めることで目を覚ますためのものという面があるらしいです。昨年、イタリア語学留学した際にホームステイしたお宅での朝食も、モカコーヒーに甘いクッキー的なもの、しかも、それにつけるジャムまで添えられるんです。前夜のパイなどの残りがあればそれも朝食のテーブルに並べられる。確かに栄養への配慮はなく、甘さ優先の朝食でした。事実の報告であり、決して不満や批判ではありません、満足していただきましたから(苦笑)

1_1イタリア朝食1 1_2イタリア朝食2

左は町のバールでの典型的な朝食、右は昨年ホームステイした先での朝食。

ここ数年、私の朝食に甘味の要素が増えているのはそのせいだろうか(イタリアナイズ?)朝食はパン食で、前日の残りのお惣菜、なければ卵焼き・目玉焼きで蛋白質の補給、フルーツ、飲み物は牛乳とイタリア式モカコーヒーといったところですが、週に1、2回、デーニッシュなどの甘さのあるパンが登場するようになりました。昔から馴染みのあるデーニッシュは、これ、シナモンロール、アメリカ出張時にもホテルでよく食べました。

2シナモンロール

パン屋さんで品定めをして甘いパンを買うのも楽しみで、こんなのもあり、左はマロン、右はクランベリーを埋め込んだもの:

3_1マロン 3_2クランベリー

最近気に入っているが、クロワッサン・オ・ザマンド(アーモンド入りクロワッサンという意味のフランス語だとか)爪先ほどにスライスしたアーモンドをクロワッサンにまぶしたもの。
4クロアワッサンオザマンド
今や我が家の甘系パンでは定番化していますが、特に気に入っている(甘さ加減が丁度いい)のはポンパドウルのモノ、ポンパドウルは店舗が沢山あるので近くに行くとついつい(笑)。このクロワッサン・オ・ザマンドを同じメゾン・カイザーのニューヨーク店で買ったら、日本の店のものの倍とは言わないまでも、5割以上大きいのは、さすがアメリカンといった感じでした。日頃、甘いものの摂取量は少ないの、たまの甘系朝食もいいだろうと自分に言い聞かせながら(言い訳かな)楽しんでいます。

ジン・マティーニ2.0

ジンが好きなので、我が家でマティーニを飲むことが多いです。マティーニと言ってもシェーカーでシェイクするような手の込んだものではなく、氷の上にジンを注ぎ、ヴェルモットを数滴たらすオン・ザ・ロック、簡易なタイプです。その後に、オリーブとかレモン一切れを足して見栄えを良くして飲みます。このスタイルを長らく続けてきたのですが、最近、新しいバージョンへアップグレードしました。称して”ジン・マティーニ2.0” (今風に:笑)

IMG_6590

何が違うかというと、レモンの使い方。これまでは1ミリ程度に薄切りしたレモン・スライスを氷の上にのせていたのですが、新バージョン2.0 では肉厚にレモンを削るというか、切り取って使います。出来るだけ肉厚にする(黄色の皮だけでなく白味の部分を含めて3から5ミリ)ことでレモンの香りが、これまでの薄いスライスより遥かに広がるようで、香りと味の両方の美味しさが増すようです。これは先月訪れたニューヨークで知ったスタイルですが、その美味しさに感銘して最初はニューヨークの店で飲んだのと同じ高級タイプのジンに変えてみたのですが、さして変わらず、それでレモンによる違いだということに気付いた次第。ジンは大衆ブランドでも、レモンの工夫でこんなにも味が違うとは驚き!学習に終わりなし、ですね。

映画『RGB』は楽しめるドキュメンタリー

今年はいつになく映画づいており、昨日、また映画を観に行きました。今年の5作目は『RGB』、アメリカ連邦最高裁の判事 Ruth Bader Ginsburg を取り上げたドキュメンタリー映画です。ニューヨーク旅行の帰路の機内で観て興味を覚え、帰国後に彼女をドラマ化した映画『ビリーブ』を観たのですが、先週末からこのドキュメンタリーも公開されたので観に行きました。二度目になるのですが、機内で観た時は字幕なしだったので細かな点は分からないままだったのですが、字幕がついて良く理解できました。また画面も機内のモニターではなく、劇場の大きなスクリーン、それにゆったりした座席と、完璧な環境で楽しく鑑賞しました。

映画RGB

感想は「素晴らしい!」の一言です。

先ずは主人公のルース・ベイダー・ギンズバーグ Ruth Bader Ginsburg (RGB)自身の人間的魅力です。派手な社会活動ではなく、地道な一つ一つの裁判(当初は弁護士として、後半は裁判所判事として)を通じてアメリカ社会における性による差別の解消に取り組んできた実績から、現在、アメリカで最も尊敬されている女性とも言われる人物だとか。女性への差別だけでなく、育児に取り組む男性への逆差別なども取り上げ、正しく性による差別解消に大きく貢献した生き方、そして、大声をあげることなく、常に冷静に議論を戦わせるスタイルも彼女の大きな魅力。

次いで、これはCNNが製作したドキュメンタリーですが、ドキュメンタリーに多い硬い記録スタイルではなく、娯楽映画と言ってもいいほどに楽しく作られています。ドラマ化された映画では少ないトピックに絞らざるを得ないのですが、ドキュメンタリーではいくつものエピソードやインタビューを巧みに混ぜ合わせ、幅広い状況を通して彼女の人間性や実績を伝えてくれます。今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したことは、さもあらん、です。

そして、もう一つ、私が感動したのは良きアメリカ民主主義の表現。リベラル派の彼女が連邦最高裁の判事にノミネートされた時の議会での公聴会で、保守派の共和党議員が、「貴方の意見には同意しないが、貴方のことは尊敬する」と言って彼女の任命に同意する様子。最高裁判事の中で保守派の判事は真っ向から意見が分かれるのですが、裁判を離れると互いに尊敬し合う友人になったこと。これぞアメリカの「良き民主主義」の表れではないでしょうか。近年、寛容さと協調がなくなって民主主義が危機に面していると言われますが、それと反対の世界を見せてくれたことも、この映画を楽しんだ理由の一つかな。

誰にもお勧めするという映画ではありませんが、少しでもアメリカ社会に関心のある方には「是非」と強くお勧めしたい映画です。ドラマ映画よりもドラマチック、いつになく感動しました!

今年の本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』

今年も本屋大賞受賞作を読みました。内容を全く知らずに、ただ本屋大賞というだけで手にしたのですが:

本屋大賞2019

いきなり、主人公の「優子」が水戸優子で生まれた後、田中優子になり、泉ケ原優子を経て、今は森宮優子になっているとか!?!数ページ後になると、「私には父親が三人、母親が二人いる」だと!?!一体どんなストーリーなのだろう?驚きと興味津々とで読み進んでみると、なんとなく軽い青春小説のようにも思えるし、全国の書店員が「いちばん売りたい本」として選んだのは何故・・・

そんな風に思いながらも意外・奇抜な設定が面白いのと、登場人物、特に複数の父親・母親たちの誰もが好人物なのに主人公の親としては目まぐるしく変わっていく様子が巧みに描かれているので、ぐいぐいと惹かれて読み進みました。高校を卒業するまでで全体の3/4、最後の1/4が22歳で結婚する時の話ですが、最後の盛り上がりが小説として感動的でした。『そして、バトンは渡された』というタイトルのメッセージが最後の最後になって登場、いい小説だったなと実感して読み終えた(終えさせられた?)という次第。

なるほど・・・本屋大賞、納得です。

芝生の雑草刈りに強力なツールを発見

長年芝生の維持では芝刈りというよりも雑草の草刈りに苦労が多く、なかなか満足のいく緑の芝生というわけにはいきませんでした。それが最近になって、強力なツールがあることを偶然に知り(知人のSNSがキッカケです)ネットで調べてみると、なるほど、芝生は傷めずに雑草だけを駆除する薬があることを知りました(時代の進歩から大分出遅れていたようですが)。除草剤は周りへの副作用の不安からこれまで使ったことがありませんでしたが、信頼できる知人が使っていることと、ネットでの口コミもまずまずなので、試すことにしました。購入したのがこちら、顆粒タイプのものです。

1_芝キープ

”芝キープ”とは日本らしい、上手い名前をつけたものですね。雑草と一緒に芝まで枯れてしまうかもという不安を取り除くという意図が感じられます。それを初めて蒔く直前の様子がこれです。3月後半でした。

2_0323

指示された量を蒔いて効果を期待した3週間後の状況がこちら:

3_0413

雑草が枯れ始めてはいるようですが、撒く量が遠慮がちで十分でなかったのか効果が物足りず、それで更に追加で蒔きました。妻はやり過ぎではないかと不安視していましたが(苦笑)。ですが、その2週間後になると雑草は大分姿を消し、代わりに芝の緑が目立つようになってきました。芝も伸び始めていたので、残っていた雑草共々に初めて芝刈りした後の様子がこちら:

4_0428

更にその1週間後には:

5_0505

こんなに”緑の芝生”になりました!雑草のない(正確には少ないでしょうが)芝生は初めてのこと、嬉しいいなあ(笑顔)。効果は3ヶ月保つそうですから、次は7月の梅雨明けの頃かな。こんないいモノがあるなんて、これまで知らなかったこはが残念ですが、Never too late - Non mai troppo tardi。嬉しい発見のキッカケを作ってくれた知人に感謝です。礼!

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