気ままな独り言 (2)

思いつくままに、気ままに書き留めるブログ by 団塊世代シニア  http://blog.goo.ne.jp/shikohra から引越して来ました(2015年5月)

2019年11月

自家製オリーブの味わい

我が家の鉢植えオリーブの木から収穫した実を、青味のあるものはグリーンオリーブの新漬けし、毎日、水を交換して4週間、、熟したブラックオリーブはメープルシロップ漬けにして2週間が経ったので、いよいよ味わう段階となりました。

1_1横から 1_2上から

上の写真はどちらも左側がシロップ漬け、右側が新漬けです。見た目はイマイチ(イマニかな)ですが・・・

新漬けはマティーニ・オン・ザ・ロックスの添え物にしました。

3_Martini

数が少ないのと、そのまま食べてみて味が特に美味しいというものではなかったので、飾りとして使った次第。勿論、飲み物に合わせて食べましたが、雰囲気に満足といったところです。

4_ジャム

メープルシロップ漬けはトーストパンに付けて食べました。うっすらと苦味が残っているのですが、まあジャムに近い感じになったかな。

どちらも味としては際立ったものではありませんでしたが(苦笑)、自家製という満足感、これが大きかったです。1週間位これで楽しんで、今シーズンのオリーブ収穫の終わりとします。

足立美術館を訪れました

今週、庭園で有名な足立美術館を訪ねました。住所はどじょうすくいの安来節で有名な島根県安来市ですが、鳥取県との境にあるので東京からの航空便は米子着、そこから空港バスでJR米子駅へ、山陰線に乗って一駅で安来へ、駅からは美術館のシャトルバスで20分という道のりでした。

TV等で何度か紹介されていたのを観て「いつかは行きたい」美術館でしたが、入館してみると(1)庭園は歩くものではなく、館内から眺めるだけ、(2)庭園の写真撮影はOKだが、横山大観の絵画、北大路魯山人の陶芸品などの展示物は撮影禁止というものでした。そう言えば、TVで取り上げられる一番の理由は日本庭園を絵画作品のように眺めることだったっけ。

1_庭園1

これが一番有名な構図ですが、確かに額に入った絵のようでもありますね。シーズンオフのウィークデイだったのが幸いして、見物客が入らない構図で撮ることが出来ました。他にも、こんなのもあります。

2_

なかなか面白い発想ですね。因みに、この庭園はアメリカで Journal of Japanese Gardening という雑誌で16年連続で”庭園日本一”と評価されているそうです。

3_庭園日本一

展示物は撮影禁止のためネット上にもありませんが、横山大観の展示はなかなかに見応えのあるものでした。美術に疎い小生ですが、音声ガイドのおかげで楽しく見学できました。

その晩は米子市内のホテルに泊まり、翌日、午後の便で帰京する前に、境線というローカル線で40分、県で砂丘と並んで有名な境港へ行きました。お目当てはこれ、今年の漁が解禁されたばかりの松葉がにです。

4_松葉がに

駅の観光案内所お勧めの店へ一直線で向かい、あの有名な松葉がにを初めていただきました。その日の朝とれたものを茹でたとか、なるほど、美味しい、身のボリュームがあと一息の感はありましたが、まあ納得です。
食後に向かった境港の港や市場そのものには観光用のアトラクション的なものはなく、市の終わったお昼過ぎにはひっそりしていましたが。

足立美術館は妻が行きたかったところ、境港は小生が行きたかったところと、二人がそれぞれに満足できた旅でした。

『ルポ:トランプ王国2~ラストベルト再訪』(金成隆一著)

朝日新聞のアメリカ特派員が取材して書いた本を読みました。3年前の選挙で何故トランプが勝ったかについて何冊か読んできましたが、また新たな発見というか、気付きがあり、とても興味深く読みました。記者は前回の選挙の前、期間中にラストベルト地帯でのインタビュー取材を既にまとめていますが、「その後」として昨年秋の中間選挙前に再度ラストベルト訪れて取材したものと、南部のバイブルベルトと呼ばれる宗教的保守層の強い地域にまで足を伸ばして取材したものとをまとめたものです。著者の意見・考えではなく、あくまで取材して得た意見、考え等を客観的に整理したものばかり。

トランプ王国

私が興味深い、知りたいのは、何故あれほどに品性低い人物が大統領当選・就任後も強い支持を維持しているのかという点ですが、全く初めてというものではないのですが、多くのことに気付くことが出来ました。納得する点が多いので、それらの幾つかを列挙してみたいと思います。


*トランプ支持の理由

・自分が聞きたいことを言う「雇用を取り戻すから家を売るな」→期待感

・グローバリズム、リベラルと言った”他所の世界”のことよりも、自分の身近な社会・生活優先(外交よりも自国の経済、自分の職)

*トランプの勝因:不満層へのアピール

・ラストベルト地帯の不満層(製鉄、自動車、石炭などの製造業に従事してきた労働者)

・経済的不満(貿易、雇用)と文化的不満(LGBT、中絶等反対)を抱える不満層

・社会の分断(学歴、都市・地方、人種)により「取り残された」と感じている不満層

・本来の権利を奪われたと思って怒っている白人層

*民主党の失策

・本来労働者階級をベースとしていた民主党が、高学歴・リベラル指向の大都市のエリート層にすり寄ってしまった隙(取り残された白人労働者)をトランプが捉まえた。

・「見識があり、高等教育を受け、裕福な人々」へ語りかける政党、労働者の政党だったのだが、労働者・労働組合志向から徐々に外れ(ビル・クリントンの90年代以降)、専門職・知識階級志向を強めてきた。

*とは言え、就任後2年が経ち、支持離れ現象も起こり始めている

・都市(民主党)と地方(共和党)の中間である郊外に変化が生じている。都市と地方が両極に分離していく中で郊外地域が流動層化しており、トランプ支持離れが見えたのが昨年の中間選挙

・トランプへの反感の芽生え:社会に悪口と中傷が蔓延し、礼節が失われた(トランプが率先して煽った影響)ことへの反省


非常に興味深く読み終えました。未だ40代の記者ですが、この先の活躍が楽しみです。

・大勢のインタビューから、日本でのTVや新聞などでは知ることのないアメリカ人の考え方に接することが出来た。

・記者として私見を交えずにインタビューした中身を伝えている。

・取材に応じた人々の多くが善良なるアメリカ人であることは確か(勤労、信仰、助け合いを重視)だということは分かる。ただ、福祉依存の努力しない(と彼らに見える)生き方や、聖書に反する(と彼らが理解する)生き方を否定することは、現代の多様性ダイバーシティを認めようとする流れ(リベラル派)との摩擦を強めるばかり。


アメリカ合衆国の複雑さ・多様性を改めて認識しましたが、この先行きについては・・・これだけ分断された人々が分かり合える社会を取り戻せるのだろうか、不安です。アメリカの大統領選挙について言えば、民主党候補が、岩盤と言われるトランプ支持層の抱える不満に少しでもアピール(解消とまでは言わないまでも)出来なければ、トランプ再選という悪夢の実現性が強まりそうに思えてなりません。これがこの本の読後感の総括かな。

チーズ・セミナーに出席しました

一昨日、「パルミジャーノ・レッジャーノを3倍楽しむ方法」というセミナーに参加してきました。イタリア語講座に通っている日伊協会主催、本場イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノ協会共催というもので(何となく本格的ですね)、本部のあるボローニャからの講師がパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ(長いので以下 PR と略)について、初心者向けに分かりやすく、重要なポイントだけを小一時間ほどで説明してくれました。通訳が講演内容を熟知している方だったのは適材適所。

1_チーズ

会場の前方、スクリーン前にどっしりと置かれたパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ、標準サイズだそうですが立派なもの!

2_講師

カジュアルな雰囲気のイタリア人講師ですが、資料は日本語に翻訳されたものを使ってくれた(スクリーン映像と配布テキスト)ので大変分かり易かったです。イタリア語を読むのは時間がかかりますから(汗)。PRの定義(牛の食べる餌まで限定されているとか)、作り方、熟成期間(最低12ヶ月以上、通常24ヶ月以上)、品質管理、品質保証の刻印、味わい方(若いものは食前、24ヶ月ものは食事中、30ヶ月以上は食後とか)、料理への利用の仕方あれこれ、飲み物(ワインのタイプ)との合わせ方、等々。大いに勉強になりました。

その後にイタリアワインのソムリエが登場して、お待ちかねのPRチーズとワインの実食、実飲タイム。各テーブルにワイングラスとチーズのブロックが用意されていたので、誰もが待ち遠しかったよう(笑)。PRチーズ用に3種類のカッターがあること、それぞれの使い方の説明あり。粉末おろし器とスライス・カッター(花びらのようと表現されていました)は我が家でも使っているので知っていましたが、短いカッターはハードなPR専用だとか、その使い方を順番に試してみましたが、面白かったなあ。シャベルで地面を掘り起こすように使うとか。ゴツゴツしたブロック状に切り取って食べるようです。同席の皆さん、何度も試し(食べ)ていたなあ(笑)

3_1before 3_2after

食前用にはスパークリング、食事の時はフルボディの赤、食後には干し葡萄を使った甘い白と、順番にPRチーズを食べてはワインという流れで、6人用に用意されたPRチーズが(左写真)、いつの間にか・・・(右写真)確かに、合わせるワインによってチーズの味わい(正確には後味かな)が変わることが理解出来ました。

4_土産

お土産に Parmigiano Reggiano の刻印入りの3種類のチーズカッターをいただきました。有料でしたが、十分に満足、納得のいくセミナーでした。PRは結構高いのでここしばらく買っていませんでしたが、久しぶりにチーズ専門店で買ってみようかな、なんて気分になっています(笑)

黒オリーブの収穫

3回連続でのオリーブ話になりますが、先週、青みの残るオリーブの実を収穫した後に残しておいた黒オリーブが、どうやら大分熟しているようなので、思い切って残り全ても収穫してしまいました。

1_収穫

全部で25粒、何度か丁寧に水洗いしてから、種ぬき。インターネットで調べていたら、アメリカ人の動画で、実の上下を摘んで押しつぶせばタネが取れることを知りました。

2_タネ抜き

やってみたら成る程、簡単にタネが取れました。見栄えは良くないのですが、メープルシロップ漬けにするものなので問題なし。早速に小瓶に入れてメープルシロップをドボドボっと。

3_シロップ漬け

テキストによると、これで1週間ほどするとジャムとして食べられるようになるとか。先日、水で新漬けにした青みオリーブの方も後1週間ほとで食べられるようになる見込みなので、両方がほぼ同時期に(笑)。楽しみです。

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